お一人様がやるべきこと10選|自分らしい生き方と最期を守る準備

近年、「お一人様」の暮らし方や老後の備えに関心が集まっています。

一人だからこそ自由な反面、もしものときに備えておきたいこともたくさん。特に埼玉県富士見市・鶴瀬エリアでは高齢化が進み、お一人様の「自分らしい生き方と最期を守る」ニーズが高まっています。

司法書士として地域に根ざしたサポートを行う当事務所では、そんな方々の人生設計に寄り添うお手伝いをしています。

今回は、お一人様が備えておきたい10のことをご紹介しながら、具体的な法的手続きについてもわかりやすく解説します。

1. 「任意後見契約」で、将来の判断力低下に備える

判断能力がしっかりしているうちに信頼できる人に「将来の代理人」をお願いすることができるのが任意後見制度です。

判断力が低下してからでは手遅れ。だからこそ元気な今、備えておくことが大切です。

  • 身寄りがない、一人で判断するのが不安
  • 介護施設の入所契約などを誰かに任せたい
  • 財産管理を信頼できる人にお願いしたい

当事務所では契約書作成から公証役場手続きまでサポートしています。

2. 「遺言書」で大切な人への想いと財産を託す

法的に有効な遺言書がないと、せっかくの想いが反映されないまま遺産分割が進んでしまうことも。お一人様こそ、遺言書をきちんと準備することが、自分らしい人生の締めくくりになります。

  • 兄弟や甥姪に財産を残したい
  • お世話になった友人や団体に寄付したい
  • ペットの世話をお願いしたい

公正証書遺言の作成支援も可能です。遺言執行もお引き受けします。

3. 「死後事務委任契約」で、最期の手続きを任せる

亡くなった後の手続きを、信頼できる人にお願いできるのが死後事務委任契約です。身寄りがない場合や、家族に迷惑をかけたくないという方に選ばれています。

  • 葬儀の希望を反映
  • 行政手続き(住民票の抹消、年金の停止など)
  • 家の片付け、賃貸解約など

任意後見契約・死後事務委任・遺言をセットにした「お一人様安心プラン」もご用意しています。

4. 信頼できる「見守り体制」をつくる

任意後見や死後事務をお願いするには、信頼できる人が必要。身近に頼れる人がいない場合でも、司法書士などの専門職がサポートに入れます。

当事務所では、継続的にご様子をうかがう「見守り契約」も対応可能です。

5. 健康と暮らしを守る仕組みづくり

自分の健康状態を記録するノート、緊急連絡先、服用中の薬などの情報をまとめておくと、いざというときの助けになります。

6. 「財産の承継先」を明確にしておく

相続人がいない場合、遺言がなければ財産は国庫に帰属してしまうことがあります。信頼できる人や団体に想いと財産を託せるように準備しておくことが大切です。

  • 知人や福祉団体への遺贈
  • 自治体や団体への寄付
  • 遺言執行者の指定

司法書士が、想いを形にする遺言書作成をサポートします。

7. 「住まいの選択」を将来視野で考える

高齢になっても安心して暮らせる住まいを早めに検討しておくと、安心感が違います。

  • バリアフリー賃貸
  • サービス付き高齢者住宅
  • 施設入居の準備

8. 生活資金と資産管理の整備

預貯金、不動産、保険などを一覧にしておくことで、自分の資産状況が明確になり、信託や名義変更の準備もスムーズになります。

9. 「デジタル遺産」の整理をしておく

ネットバンク、SNS、スマホの中のデータ…。現代では「デジタル遺産」も重要な整理項目です。誰にもパスワードがわからないまま残されてしまうと、対応が非常に困難になります。

  • ID・パスワード管理
  • アカウント削除希望の明示
  • ネット証券や仮想通貨の整理

これらも死後事務委任契約の一環としてカバーできます。

10. 必要なときに頼れる「専門家」とつながっておく

いざというとき、身近に相談できる専門家がいることは大きな安心につながります。「こんなこと相談していいのかな?」ということでも、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ|お一人様だからこそ、未来を「自分でデザイン」しよう

お一人様だからこそ、将来に向けた法的備えや暮らしの整備が大切です。

当事務所では、お一人お一人の事情に合わせた丁寧なサポートを心がけています。

📍司法書士福田龍之介事務所(鶴瀬駅東口徒歩2分)では

  • 任意後見契約
  • 遺言作成支援
  • 死後事務委任契約
  • 見守り・終活相談

…などを地域に密着して対応しています。

不安を安心に変える第一歩、いつでもお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

福田 龍之介

【資格】司法書士
【略歴】埼玉の地方紙で、記者として約18年間働き、社会部、運動部、
    政治部などの記事を作成。
    その後司法書士として約4年間その専門性を磨き、現在に至る。
【所属】埼玉司法書士会