母の死後、父と妹が行方不明…相続手続きはどうする?【相談事例】


「母が亡くなったけれど、父は行方不明。妹とも長年会っていない。相続手続きって、こんな状況でもできるの?」

このようなご相談が、埼玉県富士見市・鶴瀬駅東口の司法書士福田龍之介事務所に寄せられました。

相続では「音信不通の家族」や「連絡先が分からない相続人」が壁になることがありますが、戸籍や附票の調査によって現在の住所が判明し、無事に遺産分割まで完了した実際の事例をご紹介します。


ご相談者様の状況

  • 相談者:40代男性
  • 被相続人:母
  • 相続人:父・妹・相談者本人の3名
  • 背景:父は相談者が3歳のときに蒸発し、行方不明。妹とも20年以上連絡を取っておらず所在不明

相続人の所在調査:戸籍+附票をたどる

相続手続きの第一歩は、「相続人の確定」です。
今回は、以下の手順で調査を行いました。

調査の流れ

  1. 母の戸籍をさかのぼり、相続人を特定
  2. 父と妹の戸籍を取得
  3. 戸籍の附票を活用して、過去から現在の住所を追跡
  4. 現住所を把握し、相続人全員と連絡が取れる状態に

無事に遺産分割協議が成立し、相続登記も完了

所在が判明したことで、相続人全員で遺産分割協議を行いました。

  • 妹様にも丁寧に説明を行い、協力的に話が進みました
  • 大きなトラブルなく合意に至り、相続登記まで無事に完了

「父が蒸発している」「妹と長年連絡が取れない」という状況でも、司法書士による調査と対応で、円満に解決できた事例です。


相続人が行方不明でも、相続は進められます

「相続人が行方不明だから、手続きは無理では…」とお悩みの方も多いですが、実は戸籍や附票をたどることで、今の住所が分かることは少なくありません

司法書士は、こうした戸籍の調査に精通しています。


司法書士福田龍之介事務所のサポート内容

当事務所では、以下の相続関連手続きを一貫してサポートしています。

  • 相続人調査(戸籍・附票の収集)
  • 遺産分割協議書の作成
  • 相続登記
  • 家庭裁判所への申立書類作成(※必要に応じて)

地元・富士見市、ふじみ野市、三芳町、志木市などで多数のご相談実績があります。


相続手続きでお困りの方へ|初回相談無料です

「相続人と連絡が取れない」
「相続の手続きをどう進めたらいいかわからない」
そんなときは、まずは一度ご相談ください。

初回相談は無料でお受けしております。


※このような相続のご相談事例を定期的にご紹介しています。「自分のケースも載せてほしい」「他の事例も読みたい」などご要望があれば、お気軽にお知らせください。

この記事を書いた人

福田 龍之介

【資格】司法書士
【略歴】埼玉の地方紙で、記者として約18年間働き、社会部、運動部、
    政治部などの記事を作成。
    その後司法書士として約4年間その専門性を磨き、現在に至る。
【所属】埼玉司法書士会